翻訳者×駒井稔による
台本のないラジオ

私が本からもらったもの

これから本はどうなっていくのか。即効性が求められる時代において、本との付き合い方も変容を迫られている。昨今、読書の効用やその価値が盛んに訴えられているが、いったい本は何を教えてくれるのだろう。古典の新定番「光文社古典新訳文庫」を創刊した駒井稔さんと、その翻訳者八名とのざっくばらんな話を通じて、これまでのことやこれからのことを探っていく。珠玉の八夜をお楽しみください。

10/24(土)鈴木芳子(ドイツ文学)×駒井稔

【出演者】

鈴木芳子(すずき・よしこ)
1987年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ文学者・翻訳家。『ベビュカン』にて独日翻訳賞マックス・ダウテンダイ・フェーダー・東京ドイツ文化センター賞受賞。 訳書に『読書について』『幸福について』(ともにショーペンハウア-)、『宮廷画家ゴヤ』(フォイヒトヴァンガー)、『ダダ大全』(ヒュルゼンベック編著)、『醜の美学』(ローゼンクランツ)ほか多数。

駒井稔(こまい・みのる)
編集者。1956 年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1979 年光文社入社。2006 年9 月に古典新訳文庫を創刊。10年にわたり編集長を務めた。 著書に『いま、息をしている言葉で。「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、今年7月に『文学こそ最高の教養である』(光文社新書)を刊行。


10/26(月)貝澤哉(ロシア文学)×駒井稔

【出演者】

貝澤哉(かいざわ・はじめ)
1963年生。ロシア文学者、早稲田大学文学学術院教授。著書に『引き裂かれた祝祭 バフチン・ナボコフ・ロシア文化』(論創社)、訳書にゴロムシトク『全体主義芸術』(水声社)、ナボコフ『偉業』(光文社古典新訳文庫)など。


10/27(火)永田千奈(フランス文学)×駒井稔

【出演者】

永田千奈(ながた・ちな)
フランス語翻訳者。1967年東京生まれ。早稲田大学第一文学部仏文専修卒。主な訳書にA.モレリ『戦争プロパガンダ10の法則』(草思社文庫)、シュペルヴィエル『海に住む少女』、デュマ・フィス『椿姫』(いずれも光文社古典新訳文庫)、R.ガリ『凧』(共和国)など。


10/29(木)木村政則(英米文学)×駒井稔

【出演者】

木村政則(きむら・まさのり)
英米文学翻訳家。著書に『20世紀末イギリス小説――アポカリプスに向かって』(彩流社)。訳書に『バン、バン! はい死んだ』『ブロディ先生の青春』『あなたの自伝、お書きします』ミュリエル・スパーク(河出書房新社)、『チャタレー夫人の恋人』D・H・ロレンス、『キム』(近刊)ラドヤード・キプリング(光文社古典新訳文庫)、『いかさま師ノリス』(近刊)クリストファー・イシャウッド(白水社)など。


11/2(月)土屋京子(英米文学)×駒井稔

【出演者】

土屋京子(つちや・きょうこ)
1956年生まれ。東京大学教養学部卒。翻訳家。訳書に『ワイルド・スワン』(ユン・チアン)、『EQ〜こころの知能指数』(ゴールマン)、『秘密の花園』(バーネット)、『トム・ソーヤーの冒険』(トウェイン)、『ハックルベリー・フィンの冒険』(トウェイン)、『仔鹿物語』(ローリングズ)、『部屋』(ドナヒュー)、『あしながおじさん』(ウェブスター)、『ナルニア国物語 1〜7巻』(ルイス)、など多数。


11/3(火)高遠弘美(フランス文学)×駒井稔

【出演者】

高遠弘美(たかとお・ひろみ)
明治大学教授。1952年生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。主な著書に『乳いろの花の庭から』『七世竹本住太夫』『物語 パリの歴史』など。訳書にロミの諸作、『珍説愚説辞典』、『Oの物語』その他。光文社古典新訳文庫で、マルセル・プルースト『失われた時を求めて』個人全訳中。一月にプルースト論の翻訳を刊行予定。


11/5(木)酒寄進一(ドイツ文学)×駒井稔

【出演者】

酒寄進一(さかより・しんいち)
和光大学教授、ドイツ文学翻訳家。最近の翻訳にシーラッハ『刑罰』、ノイハウス『生者と死者に告ぐ』(ともに東京創元社)、コルドン『ベルリン1919 赤い水兵』『ベルリン1933 壁を背にして』『ベルリン1945 はじめての春』(ともに岩波少年文庫)、ビュルガー『ほら吹き男爵の冒険』(光文社古典新訳文庫)、ブレヒト『アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪』(東宣出版)、『シュトルム ショートセレクション みずうみ』(理論社)がある。

11/8(日)蜂飼耳(日本文学)×駒井稔

【出演者】

蜂飼耳(はちかい・みみ)
1974年神奈川県生まれ。詩人、立教大学文学部教授。詩集に『食うものは食われる夜』『顔をあらう水』『現代詩文庫 蜂飼耳詩集』(いずれも思潮社)など。文集に『孔雀の羽の目がみてる』(白水社)『空席日誌』(毎日新聞社)『おいしそうな草』(岩波書店)など。小説に『紅水晶』(講談社)『転身』(集英社)など。絵本に『うきわねこ』(絵/牧野千穂、ブロンズ新社)など。『大岡信『折々のうた』選 詩と歌謡』(岩波新書)の編と解説を担当する。